校長挨拶
学校長あいさつ
沖縄県立球陽高等学校
校長 平 良 淳
今年度、高等学校において新学習指導要領が開始され、「主体的・対話的で深い学び」の実現や探究的な学習の導入による深い学びの実現が、生徒の「資質・能力」の育成に拍車を掛けています。
中学校においては、昨年度から実施されている新学習指導要領ですが、評価についても課題が積み残されている状況です。
PISA調査により、浮き彫りとなった読解力の低下の原因が、CBTへの不慣れによるものもあることから、GIGAスクール構想が立ち上げられ、また、コロナ禍での学習保障からオンライン学習が取り入れたりするなどもあり、一段と学校教育のICT化が進んでいます。
さらに本県教育行政においても、新たに「沖縄教育DX推進プロジェクトチーム」を立ち上げるなど、教育DXの導入も進んでいます。
本校においては、BYODによる情報端末機の活用やTeamsによるオンラインでの授業も提供されました。また、生徒同士、互いにオンラインで学習し意欲を高めるなど、学習の在り方も変化しつつあります。
内閣府が提唱したSociety5.0の到来については、いわゆるロボットに負けない「資質・能力」の育成を行う事が重要であり、そのためには、「創造力」「指導力」「決断力」を身に付ける必要があると言われています。本校でのSSHの取り組みも今年度で10年目の節目となり、これまで培ってきた取り組みが生徒の力となり、その力が活かされてくることになりそうです。
これからも、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となっていくために必要な資質・能力を身につけさせ、一人一人の生徒を主語とした高等学校及び中学校教育の実現に向けて邁進して参ります。今後とも、皆様のより一層のご理解・ご協力を心からお願い致します。
令和4年4月